
内容
全国放課後連の方々が、放課後等デイサービスに関して書かれた本です。
放課後活動が目指すもの、実践、アセスメント、これからの課題などについて、それぞれのご経験もふまえて執筆されています。
感想
放課後等デイサービスについて詳しくなくても、全体像や課題がなんとなくつかめる書籍です。
特に良かったのは、放デイが今に至ってきた歴史や、そもそもの目的にきちんと触れられているところです。
本文に、“子どもに障害があるからといって、放課後・休日にまで「生活能力の向上」が強調されてよいのでしょうか。”という一文がありましたが、目的や経緯を踏まえて、なるほどなあと思いました。事業所が増えている今だからこそ、常に本質に立ち返りながら、あり方を考えていくことが大切なのではないでしょうか。
「遊び」の大切さや、子ども本人や家族の「願い(ニーズ)」にそったアセスメントの大切さについてもわかりやすく解説されています。
全体に厚い本ではないので、関心がある方におすすめの一冊です。
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放課後等デイサービスガイドブック
全国放課後連 (編集)/かもがわ出版