
内容
病院や特別支援学校などで、長年にわたり読み聞かせ等の支援活動を行ってきた「本と子どもの発達を考える会」による一冊です。
豊富な絵本の紹介に加え、効果的な読み方の工夫や具体的な実践例がまとめられており、子どもと本をつなぐ活動の実際を知ることができます。
感想
すてきな絵本は世の中にたくさんありますが、いざ子どもたちに読み聞かせをしようとすると、「どの本を選べばいいのかな」と迷うことも多いものです。
この本では「乳幼児期」「コミュニケーションが苦手な子に」「視覚支援」など、テーマごとにおすすめの絵本や読み方の工夫、ポイントがていねいに紹介されています。
とくに各絵本の「おすすめの読み方」と「ポイント」は、長年読み聞かせを続けてきた会だからこその創意工夫にあふれており、実際の読み聞かせの場面ですぐに役立ちそうだと感じました。
全体を通して、子どもと本に真摯に向き合ってきた会のみなさんの愛情が伝わってきます。それに加えて、編集も細やかでわかりやすく、本選びの参考になる一冊だと思いました。
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読み聞かせで発達支援 絵本でひらく心とことば
本と子どもの発達を考える会 (著)/かもがわ出版